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前立腺生検外来

前立腺生検(せいけん)を受けられる患者様へ

健康診断や人間ドックの血液検査でPSA値(前立腺特異抗原)が高いと指摘された方や、直腸診で異常が見つかった方を対象に、当院では前立腺生検(精密検査)を行っています。

前立腺生検は、前立腺がんでないかどうかを白黒はっきりさせるための、唯一の確定診断ができる検査です。患者様の不安を少しでも和らげられるよう、当院では痛みに配慮した体制を整えています。

前立腺生検とは?

超音波(エコー)画像で前立腺の様子を確認しながら、細い特殊な針を使って前立腺の組織をいくつか採取(12〜18箇所程度)する検査です。

採取した組織を顕微鏡で詳しく調べ(病理検査)、がん細胞の有無、そしてがんがあった場合はその悪性度(進行のしやすさ)を正確に診断します。

当院の前立腺生検の特徴

「精密検査」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、当院では患者様の負担を最小限に抑える工夫をしています。

  • 徹底した痛みへの配慮(局所麻酔・静脈麻酔)

    • 検査前に前立腺の周囲や麻酔の注射を行うため、針を刺す瞬間の強い痛みはしっかりと抑えられます。「思ったより楽だった」と言っていただけるよう、丁寧なペインコントロール(除痛)を心がけています。

  • 日帰り(または短期間)での実施

    • お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられるよう、事前の丁寧なリスク評価のもと、安全に配慮したスケジュールで実施しています。

検査当日の具体的な流れ

検査そのものに要する時間は約15分〜20分です。事前の準備や検査後の休養を含め、当日の滞在時間は2時間程度となります。

 

 
 
1. 体位の固定と消毒
ベッドに横になります

ベッドの上で上向きになり、軽く足を広げた姿勢をとっていただきます。その後、検査部位を丁寧に消毒します。

 
 
2. 適切な麻酔
しっかりと痛みをブロック

直腸を見ながら前立腺の周囲に局所麻酔を行います。麻酔が効くまで少し時間を置きます。

 
 
3. 組織の採取
約15分〜20分

自動生検器という器具を使い、前立腺の左右からバランスよく組織を採取します。針が刺さる瞬間に「パチン」という音がしますが、麻酔が効いているため強い痛みはありません。

 
4. 検査後の休養と止血確認
院内で経過観察

検査終了後は、院内のベッドで1(〜2)時間ほど休んでいただきます。血尿や出血の程度に問題がないことを確認し、当日の注意事項をご説明した上でご帰宅となります。

 

検査後の注意点と副反応について

生検は針を刺す検査であるため、数日間は以下のような一時的な症状が出ることがあります。これらは時間の経過とともに自然に治まります。

  • 血尿・血便: 尿や便にうっすらと血が混じることがありますが、徐々に薄くなっていきます。

  • 血精液症: 精液に血が混じり、茶色〜赤黒くなることがあります。これが完全に消えるまでには数週間〜1ヶ月ほどかかることがありますが、体に害はありません。

  • 排尿時の違和感: 尿が出にくい、あるいは排尿時に軽い痛みを感じることがあります。

⚠️ 特に注意すべき症状(発熱) 非常に稀ですが、前立腺に細菌が入ることで**「急性前立腺炎」**を引き起こし、38度以上の高熱が出ることがあります。この場合は抗生剤による緊急の治療が必要となりますので、すぐに当院へご連絡ください。

結果のご報告について

採取した組織の病理検査には、通常約2週間の期間を要します。結果が判明しましたら、外来にて詳しくご説明いたします。

PSA値が高いからといって、必ずしも前立腺がんであるとは限りません(前立腺肥大症や炎症でも数値は上がります)。しかし、「早期発見」こそがその後の治療の選択肢を広げ、根治への一番の近道となります。数値に不安がある方は、まずは当院の外来までお気軽にご相談ください。

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