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陰嚢水腫外来

陰嚢水腫外来のご案内

「片方の睾丸(タマタマ)が大きくなってきた気がする」 「お風呂に入ったときに、陰嚢に左右差があることに気づいた」 「下着に擦れるような違和感や、重だるさがある」

陰嚢(おちんちんの袋)が腫れて大きくなる病気のひとつに、「陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)」があります。周囲に相談しにくく、一人で悩まれている方も多いかと思いますが、決して珍しい病気ではありません。

当院の「陰嚢水腫外来」では、プライバシーに十分配慮した環境で、専門医が分かりやすく丁寧な診察・治療を行います。どうぞリラックスしてご相談ください。

陰嚢水腫とは?

陰嚢水腫とは、精巣(睾丸)を包んでいる膜(鞘膜:しょうまく)の中に、本来ならごく少量であるはずの「お水(漿液)」が異常に溜まってしまい、袋が大きく膨らんでしまう病気です。

成人男性のほか、生まれつきの構造が原因で乳幼児(男の子)にもよく見られます。

主な特徴と症状

  • 痛みはほとんどない: 基本的に痛みを伴わないことが多く、気づいたら大きくなっていたというケースがほとんどです(※急に大きくなった場合や、炎症を伴う場合は鈍痛を感じることがあります)。

  • 触ると弾力がある: 水が溜まっているため、触ると「水風船」のように弾力があり、柔らかいのが特徴です。

  • 重だるさや違和感: 水が大量に溜まってくると、歩くときに下着に擦れたり、引っ張られるような重だるさを感じたりします。

受診をおすすめする理由(隠れた病気の可能性)

陰嚢水腫自体は良性の病気(命に関わらない病気)ですが、「陰嚢が大きく腫れる」という症状は、他の病気でも見られます。

特に以下のような病気との見分けが必要なため、一度専門医による診察を受けることが重要です。

  • 精巣腫瘍(睾丸のがん): 20代〜30代の若い男性に多く、痛みがなく精巣が硬く腫れるのが特徴です。早期発見が非常に重要な病気です。

  • 鼠径(そけい)ヘルニア: いわゆる「脱腸」です。お腹の臓器(腸など)が陰嚢まで落ちてくることで腫れが生じます。

  • 精巣上体炎: 細菌感染などにより、激しい痛みや高熱を伴って腫れ上がります。

当院の検査方法

診察では、患者さんのプライバシーを第一に考え、痛みのない安全な検査を行います。

  1. 触診: 腫れの硬さや、左右の精巣の状態を優しく確認します。

  2. 透光試験(ペンライトでの確認): 暗くした部屋で陰嚢に光を当てます。水が溜まっている場合は、光が綺麗に透き通って(赤く)見えます。腫瘍などの場合は光を通しません。

  3. 超音波(エコー)検査: ゼリーをつけて機械を当てるだけの、痛みのない検査です。内部に溜まっているのが本当に「水」なのか、それとも腫瘍や腸管がないかを確実に診断できます。

陰嚢水腫の治療方法

成人の陰嚢水腫は、自然に治る(水が引く)ことはほとんどありません。基本的には「ご本人が生活でどれくらい困っているか(見た目や重だるさ)」に合わせて治療方針を決めます。

大きく分けて以下の2つの方法があります。

1. 穿刺吸引(せんしきゅういん)療法:一時的な処置

外来で細い針を刺し、溜まっているお水を直接注射器で抜き取る方法です。

  • メリット: その場ですぐに腫れが引き、お腹の重だるさが解消されます(処置は数分で終わります)。

  • デメリット: 原因となる膜がそのまま残っているため、数ヶ月するとほぼ確実に再び水が溜まってしまいます。当院では基本的に穿刺吸引は行いません。手術をお勧めしています。

2. 手術療法(根治手術):根本から治す方法

水が溜まる原因となっている「膜(鞘膜)」を切除または反転させる手術です。

  • メリット: 根本的な原因を取り除くため、再発の心配がほとんどなくなります。

  • 治療の目安: 水が何度も溜まって何度も針で抜いている方や、大きすぎて日常生活(歩行や更衣)に支障が出ている場合は、手術による根治をおすすめします。※必要に応じて、日帰り手術対応の施設や提携病院をスムーズにご紹介いたします。

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外来受診をご希望の方へ

「泌尿器科に行くのは恥ずかしい」「どんな診察をされるか不安」という気持ちは、誰もが持つものです。

当院では、患者様が安心して診察を受けられるよう、スタッフ一同、細心の注意と配慮をもって対応しております。診察中に下半身を出していただく時間は最小限に留め、プライバシーを守ります。

「少し大きくなってきたな」と感じたら、一人で悩まずに、まずは安心を買いに来るお気持ちでお気軽にご来院ください。

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