高血圧と脳梗塞
[2018.04.23]
みなさん、こんにちわ。今日は高血圧と脳梗塞のお話です。
前回は、高血圧が続くと血管が硬くなり傷つく話でしたが、その状態が続くと脳や心臓、腎臓、また下肢血管など様々なところに弊害が出てきます。
脳梗塞は、脳の血管が細くなったり血栓でつまったりして、その先に血液が行かなくなり、脳の細胞が死んでしまう状態です。その結果麻痺や場合により呼吸停止など起きることがあります。
脳梗塞は、血管が硬くなることで血管が細くなりそこが血栓でつまってしまう脳血栓症と、より大きな血管に心臓や頸動脈で形成され運ばれてきた血栓が脳の血管を塞いでしまう脳塞栓症の2つに分けられます。
脳血栓はさらに、細い血管におこり場合により無症状なラクナ梗塞と、より太い血管がつまるアテローム血栓性梗塞に分けられます。
高血圧が続くことは、正常な方に比べて脳梗塞になるリスクは、12.6倍(第52巻第15号「厚生の指標」2005年12月)になるとの報告もあります。
禁煙や生活習慣の改善で高血圧を上手にコントロールすることを目指しましょう。