メニュー

CVP 接触式レーザー前立腺蒸散術

 前立腺は、膀胱と陰茎の間に位置する、クルミほどの大きさの男性固有の器官で、精液の一部を作る機能をもっています。この前立腺が加齢とともに肥大することにより、尿道を圧迫して排尿障害の原因となるのが前立腺肥大症です。前立腺肥大症は年齢と深い関係があり、50歳代で症状が出始めて、60歳をすぎると大半の方が夜間頻尿や尿線低下を訴え、65歳前後で治療を開始する方が多い状況です。

 このページを見られる方は、肥大症の症状が気になられた方が多いのではないでしょうか。

前立腺癌と異なり前立腺肥大は、良性疾患ですので生命に関わる病気ではありませんが、進行する疾患ですので治療を行わずに放置した状態ですと、前立腺は徐々に大きくなって尿道への圧迫が強まり、尿閉(尿が全く出なくなる状態)になることがあります。また、尿閉で膀胱内に尿が溜まった状態では、尿路感染症や前立腺炎・腎盂腎炎を発症し敗血症にいたることもあります。

前立腺肥大症の進行度分類がありますので見て見ましょう。

症状により次の3期に分類されます。

第1期:膀胱刺激期

  1. 排尿回数の増加:特に夜間に数回(通常2回以上)、尿意を感じて目を覚ますことがあります。
  2. 尿意切迫感:急に尿意をもよおし、トイレに間に合わない感じがします
  3. 切迫性尿失禁:トイレにたどり着く前に尿が漏れてしまいます
  4. 軽度の排尿困難
  5. 遷延性排尿:トイレに行ってもすぐに尿がでない症状です
  6. 苒延性{ぜんえんせい}排尿:尿をしている時間が長くなる症状です

第2期:残尿発生期

  1. 腹圧排尿:お腹に力を入れて、いきまないと尿が出ない状態
  2. 残尿:排尿後に、膀胱内に50〜100mL以上の残尿量がある状態です
  3. 昼間の頻尿
  4. 急性尿閉:飲酒後や長時間座った後、風邪薬などの影響で尿が突然出なくなる症状です

第3期:慢性尿閉期

  1. 膀胱収縮能低下:排尿や尿意をもよおすことが低下する状態です
  2. 溢流性(いつりゅうせい)尿失禁:尿がだらだらともれる状態です

前立腺肥大症の治療には、薬物治療と外科的治療があります。一般的には軽症の方(第1期および第2期)は薬物治療を行いますが、効果が現れなかった方や、症状の進んだ方(第2期と第3期の一部)には外科的治療が行われます。第3期まで進行した場合、膀胱機能の低下する方もいますので外科的治療のみでは解決できなくなることもあります。

 

 接触的レーザー前立腺蒸散術(CVP)は、尿道から挿入した膀胱鏡を使って手術を行います。前立腺肥大により閉塞した前立腺部尿道をレーザーを照射して膀胱の出口を広げます(蒸散)。尿道周囲が広がったことを確認すれば手術終了となります。

高出力のレーザーで蒸散するため従来の手術に比べ出血量が少なくなります。また組織回収もしないため手術時間も短くなります。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME