2020年7月 熱中症ブログ1 vol.6
こんにちは!前回のかなり自信のあった入浴剤ブログが壮大にスベっているとのご意見を頂戴しましたので、今回は特にためになる記事をご紹介していきます!
熱中症について①〜熱中症ってなんでしょう?〜
これからの季節、ニュースや新聞で出会うことの多い「熱中症」という言葉。いくつか種類があることをご存知でしたか?
実は熱中症の中でも、特に症状が軽い場合は熱失神と呼ばれます(下図参照)。さらに、そこから症状が重くなるにつれ熱痙攣→熱疲労→熱射病と呼ばれ方が変わっていきます。その際、顔の紅潮がみられるかどうかは簡単な所見として有用ですので、これからの季節では特に注意しましょう。
熱疲労、熱射病は重症であるとされており、2018年度の調査では、なんと熱中症による死亡者数は約1600人、緊急搬送は9万人以上にものぼります。
熱中症は「発汗困難となり体温を下げられない」ことにより重篤となる症状です。
汗は乾いて蒸発する時に、体表周囲の熱を奪い、体温を下げてくれる作用(気化熱)があるため、汗がでないと放熱できなくなり、熱が体に溜まってしまうのです…
汗が蒸発できない環境として高い気温や湿度(75%以上)である場所や、風が弱いところでの運動には注意が必要です。その他、激しい運動で著しい熱が生じたり、寒暖の差が激しい場所の往来では体が十分に対応できないことなどがあります。今回はここまで!
☆次回は「熱中症の対処法、処置法について」をお送りします!