AGA治療
脱毛を予防するには
正しいシャンプー
- 軽くブラッシングをして、髪を整える
- 髪をお湯ですすぎ、汚れをざっと落とす
- シャンプーを手のひらでよく泡立て、指の腹の部分で頭皮をマッサージするように洗う
- 頭皮や髪にシャンプーが残らないよう、たっぷりのお湯ですすぐ
- リンスやトリートメントで毛先を整えしっかりすすぐ
- タオルでたたくように髪の水分をとり、ドライヤーで乾かす。(ドライヤーはあまり熱くせず、風で乾かすように)
バランスのとれた食事
髪は皮膚と同じように、体の栄養状態が反映されます。バランスの悪い食事をしていると肌の調子が悪くなるように、髪のコンディションも悪くなる可能性があります。髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質の一種です。そして「ミネラル」がケラチンの合成を促進します。
したがって、タンパク質を多く含む肉類(鶏肉など)、魚や大豆製品、ミネラルを多く含む海藻などは積極的に取るようにしてください。できるだけバランスの良い食事(朝昼夕)をとることが大切と言われています。
禁煙のすすめ
喫煙は毛根への血行を悪くして、髪の栄養不足を招くので、控えめもしくは禁煙することが大切です。
ストレスの少ない生活
過度なストレスは自律神経に影響を与えます。現代人なら誰しもが大なり小なりストレスを抱えていますが、睡眠不足になったり、きちんとした食事がとれなくなったりして、髪のためによくない環境をつくります。スポーツや趣味で上手にコントロールしましょう。また睡眠時は、静かで暗めの環境を作りましょう。
AGAの治療に関して:
投薬治療には、主に有効成分が配合された内服薬を使用する方法と、外用薬を使用する方法の2つがあります。
内服薬には「フィナステリド」や「デュタステリド」または「ミノキシジル」などの成分が配合されたものを用いることが多く、外用薬としては「ミノキシジル」配合の治療薬が一般的です。
フィナステリド(プロペシア):AGAの原因となる強力な男性ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)を産生する「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」の「Ⅱ型」を抑制する効果があるとされています。5αリダクターゼは存在する場所によりⅠ型とⅡ型に分類されますが、AGAに関係しているのは主にⅡ型であると言われています。
デュタステリド(ザガーロ):フィナステリドよりもⅡ型5αリダクターゼの阻害作用が強いと言われています。さらにデュタステリドは、Ⅰ型5αリダクターゼについても、より強力に抑制することができるという特徴をもっています。
ミノキシジル(リアップ・スカルプDなど):ミノキシジルは、発毛を促すと言われる有効成分です。もともとは降圧薬(血圧を下げる薬)として、血管拡張作用により高血圧の治療に用いられてきました。その際の副作用に発毛が見られたことから、その副作用が主作用として改良されたものです。ミノキシジル配合薬は、フィナステリドやデュタステリド配合の治療薬と併用することも可能で、男性だけでなく女性でも使用できます。抜け毛の予防や発毛を促したい場合には、フィナステリドやデュタステリドと一緒にミノキシジルを併用することが良いといわれています。
*ザガーロ(デュタステリド)はプロペシア(フィナステリド)より1.6倍の効果があります(個人差あり)。
当院はザガーロ(デュタステリド)を使用していますが、プロペシア(フィナステリド)・フィナステリドジェネリックを希望される場合お伝え下さい。
**50歳以上の方や、血縁関係で前立腺癌のいらっしゃる45歳以上の方は内服前に前立腺マーカーPSA測定をすすめます。
料金表:
AGA外来初診料:3,000円(税込み)(検査代:別途)
**50歳以上の方にはPSA採血を、肝機能異常など指摘されている場合は採血をお勧めします。PSA高値の方で、前立腺がんが見つかることもあります。
AGA外来:再診料 1,000円(税込み)
ザガーロ 1ヶ月分 30Cp: 8,500円(税込み9,350円)
デュタステリド錠 0.5mg 30錠 7,000円(税込7,700円)(ザガーロジェネリック)
**保険診療との同日併用診察はできません。